中学受験は暗記タイプか理解タイプか見極めて勉強をするのが大切

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中学受験で必要とされる知識は高校受験や大学受験に比べればとても少ないです。そのため、暗記能力の高い子供の場合は、理屈を理解するよりも暗記してしまった方が手っ取り早く成績を上げることが可能です。これは本質的に良い勉強法とは言えないかもしれませんが、知識を先に増やすことで後から理屈を理解できることもありますし、何よりも成績が上がるという目に見える成果を得ることで子供の学習意欲を刺激し、更に暗記しようという気持ちにさせてくれます。

しかし、全ての子供が暗記が得意というわけではありません。理屈を理解していないと内容を覚えることは出来ないといったタイプの子供もいます。その場合は、「とにかく覚えてしまえばいいのよ!」は禁句です。全く理解できない上に苦手な暗記を強いられることで学習意欲は低下し、中学受験の受験はおろか、勉強そのものを嫌いになってしまいます。このタイプの子供には、じっくりと時間をかけて理屈を説明し、理解させる必要があります。

指導の仕方が全く逆ですから、子供がどちらのタイプなのかを早い段階で見極め、親が指導する必要がありますし、塾選びのポイントとして子供のタイプを考慮する必要があるでしょう。暗記タイプの子供の方が指導法も楽で、即効性があるように思えますが、簡単に覚えた物は簡単に忘れます。一度覚えて身についた物を数ヶ月、数週間単位で反復学習する必要があります。それをしないと、いざ試験のときに「覚えたはずなのに、思い出せない」といった現象が起きます。しかし、理解タイプの場合は理屈が身についていますから、反復学習の期間はそれ程必要としません。最初から暗記していませんから、思い出せないという事態に陥らないのです。試験のときには、問題文を読み、その場で考え理屈で答えを導き出します。成績を上げるという目に見える成果が出るまでには時間がかかりますが、一度身についてしまえば暗記タイプとは異なり、学力が安定します。

勿論、暗記タイプの子供も最終的には理屈を理解して、理解タイプへと移行することは十分に考えられます。中学受験は子供のモチベーションの維持が最大の問題と言っても過言ではありません。遊びたい盛りの子供が学校から帰って直ぐに塾に行ったり勉強したりするのは大人の想像以上のストレスです。こういったストレスの中で中学受験へモチベーションを維持し、勉強を続けるためには最初のとっかかりとして「成績が上がる」というご褒美が必要なのです。そのためは暗記タイプの子供には暗記することでご褒美を早い段階から与えることも必要です。

とは言え、完全に暗記タイプと理解タイプに分けることは難しいでしょう。強いていうならばどちらよりか、といったレベルで考えて良いです。また、中学受験に最低限度の暗記は必要ですから、理解タイプの子供には必要最低限の少ない知識を暗記するよう指導しましょう。

2014年4月11日